AasAni

記事一覧(8)

やまでのおはなし

話しが前後してしまいますが、7月から9月の間、北アルプスにある鏡平山荘へアルバイに行っていました。水辺に建つ山小屋で、目の前には西鎌尾根からつづく槍ヶ岳や穂高連峰が望めるとても美し場所です。初めてのお仕事は大変なことも沢山ありましたが、あんなに素敵な場所で生活出来たことがほんとうに幸せでした。働く人々は皆個性に溢れ、驚かされることや悩まされることもありましたが、笑毎日の生活を共にしていると家族のような不思議な気持ちが芽生えて、好きとか嫌いとかそういう言葉じゃ言い切れないような、そんな存在となっていました。9月にいただいた5日間の休暇では、黒部五郎や雲ノ平方面の山々を歩きました。初めて見る景色や空気や音に、毎日感動して、幸せでいっぱいになりました。山を歩いていると、今自分は地球を歩いているんだなぁと実感します。そして地球の大きな歴史を少し垣間みることが出来て、想像することが出来てとても心が豊かになります。足もとに転がっている1つの石でさえ、私より遥かに長い年月この地球に存在している。この石はどんなものを見てきたんだろう、どんなふうに形を変えて今ここに居るのだろう。そう思うと、そのひと粒ひと粒がとても愛おしく思えてきます。そして今自分がそこに立っていること、自分自身も大きな流れのひと粒であることがものすごく幸せなことだと感じました。

AasAni Exhibition 彼方より 無事終了しました☆

Facebookだけでのお知らせとなってしまいましたが、12月14日〜17日まで東京の吉祥寺にあるイイダ傘店さんで展示をさせて頂きました。東京での個展は大学4年生の時以来...笑開催前はとてもドキドキしていましたが懐かしい人たちに会うことができたり、初めての方に知って頂けたり、だいじな仲間や先輩に見てもらうことができたりと自分にとって大切な展示となりました。何よりイイダ傘店で展示が出来たことがとても嬉しかった。大学3年生のときにイイダ傘店と出会ってからもう10年が経ちました。3年時の授業の課題で傘作りをお願いしたのがきっかけで、その後3年生の終わりから卒業するまでの1年ちょっとお手伝いさせてもらっていたのをとても懐かしく思います。一つ一つ行われる手仕事の素敵さはもちろんですが、飯田さんの人となりを間近で見れたことはとても幸せなことだったなぁと。初めの頃、不慣れな縫い仕事を知らないところで手直ししてくれていたり、それをだいぶ経ってから笑いながら話してくれたこととか、まだ学生の私を1人で京都会場に立たせてくれたことや、学校帰りのお仕事中、眠たくなる私に昼寝時間を許可してくれたこととか、、。笑1年ちょっとという短い期間にもかかわらず、あの時の日々には沢山の面白可笑しな、そして大切な学びが詰まっていて、それは私にとってものづくりをするうえで、ずっと変わらず今も心の支えなのです。展示を見た飯田さんが、ツルタ大人になったね〜と言ってくれて、あの頃の自分はどんなだったのかな〜と思い出して、なんだか笑えました。私にとっては母のような存在と、勝手に思っています。(性別違うけれども...)また来年もイイダ傘店で展示が出来たら嬉しいなぁと思います。展示するにあたり、沢山の人たちに支えてもらったりお世話になったりで本当に感謝の気持ちでいっぱいです。イイダ傘店の皆さま、快くお家に招き入れてくれて美味しいご飯を作ってくれた友人、製作中から搬入まで沢山サポートしてくれた相方さま、そして駆けつけてくれた皆さま、応援してくれた皆さま、ほんとうにありがとうございました☆彡

夏の入口にてぬぐいがなびく

☆展示のお知らせです☆7月1日〜7月16日まで、長野県上田にある素敵なBook cafe naboさんで、てぬぐいの展示が始まります。富士見町で植物染めを行う「仕草」さんと一緒です。仕草さんを知ったのは、フリーペーパーで富士見町の特集を見た時でした。植物染めをとても自由に扱っていて、とても印象的でした。植物染めの知識や技術があまりないので、いつかお話を聞いてみたいなぁと思っていたので、今回の展示はとても嬉しかったです。きっかけは今年の6月初めに参加した松本市四賀にあるkajiyaさんのご縁市で、唄うたいのささきりょうたさんが提案してくれて、是非やりましょう!となりました。私はほんとうに自分のマネージメントというような事が苦手で、なのでこんなふうに提案してくれて、動いてくれて、行くよーって連れて行ってくれる人がとても有り難いのです。りょうたさんはFacebookのイベントページも作ってくれたのですが、詳細欄のコメントの”どこかの物語を切り取ってきたようなモチーフを手ぬぐいに落とし込んでいる二人の作品..."というところがとても嬉しかった。物語性。私が作品をつくるうえでとても大切にしている部分です。作品のイメージがわーっと、時には静かに、時には突然ぱっとやってくるとき、私はそこに物語を見ます。物語には最終的に作品に登場しないものも出てきます。りょうたさんのことばを借りるなら、作品の絵は切り取られた物語の1シーン。その向こうにはどこまでも物語が広がっています。ミヒャエル・エンデのはてしない物語みたいに。作品を手にしたひとのなかにも、新しい物語が広がってゆく。そんな作品になっていたらとても嬉しいのです。私はささきりょうたさんの唄の歌詞がとても好きです。注がれているまなざしが、とても優しい。そして垣間みる想いに、重なるものがあるなぁと感じます。さてさて、展示に向けて作品をつくる日々です。今日は久しぶりの恵みの雨、そして夏至。夏至を迎えるといつも冬の気配を感じます。東洋医学的に夏至は、陽の気の極まり、陰のパワーに転ずるときだそうです。陰=静が始まる時なので、静かに過ごすと秋と冬を良く迎えられる。と最近読んでいる本に書いてありました。(東洋医学的 カラダとココロの整え方 鈴木知世)挿絵に登場する、ぽよぽよとした生き物がかわいくて、我が家にもやってこないかなぁなんて思っています。笑夏の入口にてぬぐいがなびくhttps://www.facebook.com/events/145241726034055/?active_tab=aboutぜひお越しください☆彡☆彡

Aas Ani

Aas Ani (アアス アーニー) はアラスカのクリンギット族のことばで「木の魂」という意味があります。Aasは木、Aniは魂。彼らは、木と人は同じ魂を持っている。という考えを持っているのだそうです。以前2年間ほど屋久島に住んでいたことがあり、その時にたまたまクリンギット族のボブ・サムという人が屋久島にやってきてそんな話しを聞かせてくれました。私は星野道夫さんがとても好きで、星野道夫さんの本の中にはボブ・サムが良く登場しました。彼は星野道夫さんのとても親しい友達です。自分の屋号をどんな名前にしようか考えていた時でただ何年も前から木のマークだけは頭にずっとあって。上と下がおんなじ、天と地はつながっていて、全部はみんなおんなじ。そんなイメージはずっと頭に焼き付いていました。ただピンと来る名前が思い浮かばなかった。ボブ・サムの話しを聞いて、あ、これだ。と。人も自然も、目に見えるものも見えないものも、いつも共に居ることを忘れないでいよう。とそんな気持ちを込めて。この倒木は屋久島の山の中にある、もう使われなくなった道路に横たわっていました。星野道夫さんの本に出てきたチュコト半島のクジラの骨のよう。木は生きている姿も、死んでいる姿も、とても美しいと思いました。いつかの昔に、人がつくり利用していた道も、使われなくなり、草が生え、苔が生え、種が落ち、木が芽生え、また森になってゆく。この倒木がまた、きっと多くのいのちをつくっているのだと思うと胸をうたれます。自然は私の創作活動のすべてです。